佐世保のタウン情報をお届けする生活情報ページ
もう梅雨明け?
〜「ライフさせぼ」は、毎週金曜日、65,000部発行。「99View」は、毎月第二土曜日、50,000部発行〜

__











着信22『紙コップにラブレター』

22.gif

 たまにですが楽屋が男女で分けられるライブがあります。先日の東京ツアーがそうでした。
あの日松千はバンドスタイル。サポートメンバーはみんな男性。男性控え室に躊躇なく入っていくマツケン達を横目に、私は一人少し顔をこわばらせて隣のドアをノックしたのでした。
入ってみると誰もいない…しかしすでに加湿器はONになっており、女性らしい柔らかな素材の衣装がハンガーに掛けられ、数は少なくとも綺麗な色の化粧品が並び、ほのかにアロマの香りが鼻をくすぐる。まるでここはサロンの様な癒しの空間。「今日の対バンさんのおかげで私も良い女になれそう…」だなんて、挨拶もする前からリラックスしてしまう。ほどなくして出演者の女性陣すべてが揃い、と言っても私合わせてたったの3人(この日松千以外にはシンガーソングライターの女性がお二人、サポートメンバーと共に出演)。騒つく隣の控え室とは違い、みんな静かに自分の事を話し始めました。初めてじゃないかなぁ?ライブ前からあんなにお話し出来たのは。どんな風に音楽を始めデビューに至った、そんな話しから、最近凝っているというアロマの話し、化粧品の話し。ステージ上とはまた全然違う空間が、この楽屋内で時を刻んでいます。
 ライブが終わりました。トリだった私は、追われるように招待客のみなさんのもとへ挨拶へうかがい、それからCD物販コーナーへ走ります。すべてが落ち着いた頃、すでに他出演者のみなさんは会場をあとにされ…挨拶が出来なかった事を私は悔やんでいたのです。そんな私へのプレゼント、二人からのメッセージとアドレスが書いてある真っ白な紙コップ。
「字が汚くてゴメン、これって書きにくくて!」だなんて、フランクな心遣いに笑みをこぼしつつ、大事に大事に佐世保へ持ち帰りました。(花田千草)

« 着信21『泣いてますか?』 | 一覧表示 | 着信23『ヒゲがヒゲを超えた』 »




ご意見ご感想About Usプライバシーポリシーライフさせぼ・99VIEWへの広告掲載について